山内和則 油絵展 うつりゆく刻の輝き
「秋日 S20号」
山内和則展 油絵展
うつりゆく刻の輝き
会期 2024年10月16日(水)→22日(火)
会場 松坂屋上野店 7階 美術画廊
※最終日は16時閉場
「向日葵と桃の果実」F30号
「卓上のBECH」F15号
「不忍池」M20号
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″うつろう″ということ。
これは、画家・山内和則氏の仕事に通底する
キーワードかもしれません。
陽が昇る、花が咲く、など、物の状態が
変化するさまを見て、人は時の経過を
感じ取ります。それらの情景は、しかし
描かれる行為によって、消え去ることなく
ある瞬間、あるひと時の姿を留め
見る者それぞれの記憶と
交叉する縁(よすが)となり得るのです。
山内氏の所属する独立美術協会にも
ゆかりのある、かの長谷川利行が
「いまがいとほし涙拭わず」と歌に
詠んだように、己が身も移り行く存在と観じ
様々な対象を慈しみながら
キャンパスに停めた作品群。
上野での初の個展開催となります。
不忍池や聖橋など、近隣に取材した
モティーフもあり、黄色やブルーグレイを
主旋律に響き合う色彩の競演を
お楽しみください。
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7F 美術画廊